2014年6月1日日曜日

すぅ工房の竹竿作り その2

皆様、こんにちは!


すぅ工房の竹竿作り、前回に続きまして「その2」をお届けします。
 前回の課題、その②「簡単にベストな時間と温度で火入れがしたい」 の解決方法を探し求めネットを彷徨っていると、皆様苦労しておられる ようです。

電気コンロを使用する方、バーナーで銅管を炙る方、ヒートガンを使う方、火入れなんて適当でいいんだよ!細けぇことは気にすんな!と様々です。
その中でリボンヒーターを使って、正確なデーター分析を行っている方を発見しました。温度と時間で細かい竹竿のデーターを収集しておられます。私の場合、ただ楽がしたいだけなのですが正確な時間と温度を得られる点に惹かれ参考にいたしました。なによりもコンパクトに設計できる点が素晴らしい。

まずはコストを考えて、ヤフオクで温度調節器を格安で落札しました(笑)
これをメタルケースにヒーター用SSRと一緒にセットします。最近はもっとコンパクトな温度調節器もあるので、コントローラーは更にコンパクトにできるでしょう。


コントローラーが黒なので、ケースも黒でキメてみました。


んで、ヒーターは22Φの銅管にリボンヒーターを巻きつけ熱電対を設置、内径27Φのロックウール保温筒で包みます。異常加熱防止にサーモスタットも忘れずに。


ヒーター部は高温になるためハンダが使えません。なので電気部品はコネクタと圧着スリーブを使用して結線し、絶縁は耐熱ガラスチューブを使います。もちろんケーブルもシリコン耐熱ケーブル使います。300℃の耐熱設計ですがサーモスタットは250℃開放を使用しています。
これを7cm角のアルミ角柱に収めます。

可搬性を考えて取手を付け、高温注意シールを貼って完成!

携帯便利なスタイリッシュ竹焼き器   「竹焼け太1000」(仮)

コントローラー部 高さ13cm幅13cm奥行き26cm
ヒーター部     高さ10cm幅7cm奥行き100cm 


コンパクトサイズなので、リビングやキッチン、寝室と場所を選ばず火入れができます。

180℃で10分間加熱しても筐体はほんのり温かいぐらいです。
竹を直接入れると焦げるので麻糸などでバインディングしてから挿入します。
銅管の経が小さいのでティップ部バット部と2回に分けての火入れとなります。
竹以外のモノは焼けません。(試してません)


…しかし、近所のホームセンターに売っているアルミ角材が1mだったので、2ピースロッドだと6ft5inchまでしか焼けません。保温筒も1m、銅管も1m、7ft以上のロッドだと130cmは欲しいところ。ネットだと必要なサイズにカットして販売してくれるサイトもありそうです。


使用材料 ヒーター部

アルミ角材70×70×1000、(アルミ板1m厚、アルミアングル)←両端キャップ用、ゴム足2個、取手、銅管22Φ1m、ロックウール保温筒(20A内径27mm20mm厚)、菊座、熱電対Kタイプ、サーモスタット(250℃開放)、シリコン耐熱ケーブル、リボンヒーター200W2m、アルミ耐熱テープ、ケーブル引き出し口(耐熱)、圧着スリーブ、圧着端子(平型)、絶縁耐熱ガラスチューブ

使用材料 コントローラー部

温度調節器、ヒーター用SSR(ソリッドステイトリレー)、スイッチ、ヒューズボックス、端子台×2、圧着端子、配線用PVCワイヤー、コンセントケーブル

主要工具

卓上ボール盤、電動鉄工ドリル、ハンドニブラ、鉄鋼用棒ヤスリ(丸・平)、ドライバー、圧着ペンチ、ハンドリベッター、ネジきりタップ3M、鉄工用ホールソー27Φ、ワイヤーストリッパー、ハンダゴテ


材料の諸経費3万5千円ぐらいです。温度調節器を格安で入手したのにヒーターの作成にお金が掛かり過ぎました。竿とかリールが買える出費ですね…(汗)



次回は釣りの動画をUPします。